カテゴリ:第五小
【5年生】式から考え方を読み解く:算数「ご石の数え方」の授業
5年生の教室では「図を見て、工夫して数を数える」という学習が行われました。単に答えを出すだけでなく、「なぜその式になるのか」という論理的な思考力を養うことがこの授業の核心です。
「数え方」は一つじゃない
今回の課題は、正方形の形に並んだ「イチゴ(図の丸印)」の総数を求めることです。一粒ずつ数えれば「16個」という答えはすぐに出ますが、高学年の算数では「まとまり」を見つけて式を作ることが求められます。
黒板には、子供たちから出された多様なアプローチが並びました。
●L字型に分ける考え方:4個ずつのまとまりが4つあると捉え、 4 × 4 = 16 という式を作る。
●重なりを引く考え方:1辺5個として、 5 × 4 と計算した後、角の重なり4つ分を引く( 5 × 4 - 4 = 16 )。
●中の空間を意識する考え方:5 × 5の大きな正方形から、中にある3 × 3 の空間を引く( 5 × 5 - 3 × 3 = 16 )。
デジタルとアナログのハイブリッド学習
授業では、従来のワークシートとタブレットPCの両方を活用しています。
自力解決(ワークシートへの書き込み)
まずは自分のプリントにある図を線で囲み、「自分ならどう分けるか」を考え、式を立てます。
思考の可視化(デジタルツールの活用)
タブレット上で自分の図を動かしたり、友だちの画面と見比べたりすることで、自分とは違う視点に気づきます。
説明と共有(クラス全体でのプレゼンテーション)
自分の立てた式を指し示しながら、「ここが4個のまとまりだから、この式になります」と理由を説明します。
驚いたのは、子供たちが「あ、その考え方も面白い!」「式を見れば、どこを囲んだかわかるね」と、友だちの思考を楽しんでいたことです。
算数は答えを当てるゲームではなく、自分の考えを論理的に組み立て、相手に伝える「対話の道具」であることを、この授業を通じて学んでいました。
公開日:2026年06月10日 09:22:43
更新日:2026年06月10日 09:35:40