カテゴリ:第五小
3年生 国際理解教育:世界へ羽ばたく先生からのメッセージ
先日、3年生の教室に素敵な講師の方が来てくださいました。以前、この学校で理科を教えていた先生です。先生はこれから、アフリカにあるモザンビークという国へ、「青年海外協力隊」の仲間として、学校の先生として行くことになりました。
この日のハイライト:背中の言葉がつないだ思い
授業のなかで、みんながハッとするような、出来事がありました。ある一人の子が着ていたトレーナー。その背中に書かれていた言葉が、まさにこの日の授業で一番伝えたかったことと、ぴったり重なったのです。
Everyone is different, Everyone is special. (みんなちがって、みんないい)
先生がこの言葉をみんなに紹介すると、教室の中が温かい一体感に包まれました。「世界中の誰もが、それぞれに素晴らしい存在であること。そして、お互いを認め合って生きていくこと」。その大切さを、一人の子の背中が教えてくれた、忘れられない瞬間となりました。
先生が遠い国へ行くことを決めた「原点」
先生がなぜ、住み慣れた日本を離れて遠い国へ行こうと思ったのか。その理由を、子どもたちに語りかけてくれました。
きっかけは、以前カンボジアという国を旅した時のこと。そこには、長い間続いた戦争の影響で、学校に通いたくても通えない子どもたちがたくさんいたそうです。 「勉強したくても、その場所がない子どもたちのために、自分にできることで役に立ちたい」 その時、先生の心に灯った真っ直ぐな決意が、今回の出発につながりました。
「学校へ行けることは、当たり前じゃないんだ」「勉強できることが幸せなんだ」 先生が手渡してくれた「世界を思う心」は、子どもたちのなかでしっかりと芽吹いたようです。モザンビークへ旅立つ先生を、五小のみんなで心から応援しています。
公開日:2025年12月24日 09:00:00